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頭痛外来

「片頭痛」でお悩みの方、
頭痛の専門外来へご相談ください

頭痛持ち…という言葉があるように、日本で頭痛に悩む方はとても多いです。

実は、適切なおくすりを、適切なタイミングで使うことで、頭痛はかなり緩和されます。
さらに2021年からは、片頭痛専用の注射薬剤が使えるようになりました。

どうせ治らないと諦める前に、一度、受診してみませんか?

こんなお悩みはありませんか?

  • 市販の頭痛薬を飲んでもあまり効果を感じられないことがある
  • 月に10日以上、頭痛薬を飲んでいる
  • 頻度は高くないけれど、頭痛がつらく、日常生活で困ることがある

当院の頭痛外来について

当日、症状がなくても大丈夫です。これまでの様子を聞かせてください。

治療で大切なのは、正しく診断すること
頭痛が治まればよいのではなく、なぜ痛いのか、つまりきちんと診断することが、最小限の薬物治療につながります。

STEP
01
問診

頭痛のパターンや、過去の病気などをお伺いします。

STEP
02
検査

MRI検査で脳の状態(脳腫瘍・脳梗塞・脳出血)、脳血管の状態を調べます。
※必要に応じて、血液検査を行い、おくすりが使えるかどうか、血液異常が原因の頭痛でないかなどを調べます。

STEP
03
診断

問診や検査の結果から、頭痛のタイプを分類し、診断いたします。

STEP
04
治療

一人ひとりに合わせたおくすりの処方をします。 おくすりには痛みを和らげる「治療薬」だけでなく、頭痛を起きにくくする「予防薬」もあります。頭痛のタイプを見極めながら、あなたにあったおくすりを処方します。
「診断的治療」といって、原因がはっきりしないときに、特定の病気を想定しながら治療を進める方法を取ることもあります。

片頭痛の対策

薬による治療 セルフケア
頭痛時の対策 【急性期治療】
・トリプタン
・NSAIDs(アスピリンなど)
・アセトアミノフェン など
・くらい静かな部屋で横になる
・痛むところを冷やす
・睡眠をとる
・コーヒーや紅茶を飲む など
予防の対策 【予防療法】
・抗CGRP抗体薬
・抗てんかん薬
・β遮断薬
・カルシウム拮抗薬 など
・寝すぎ、寝不足を避ける
・空腹、脱水を避ける
・強い光、大きな音を避ける
・急激な温度変化を避ける
・頭痛体操
・頭痛ダイアリー など

頭痛の悩み.jp : https://zutsuu-nayami.jp/approach/

当院の頭痛治療(一部)について

片頭痛

女性に多い頭痛です

こめかみから目にかけて、ドクンドクンと脈を打つように痛むのが特徴です。動けなくなったり、吐き気や嘔吐を伴ったりすることがあります。

発作前に飲むおくすり、痛みが起きたあとに飲む鎮痛剤、発作を起きにくくする予防薬があります。
漢方薬やその他のおくすりを組み合わせることもあります。

片頭痛専用の注射薬剤 CGRP関連抗体(エムガルティ・アジョビ・アイモビーグ)による片頭痛の治療も行っています

緊張性頭痛

一番多い頭痛のタイプです

一般的には、夕方にかけて痛みがひどくなってきます。

鎮痛剤と筋弛緩剤を使用します。
適度に体を動かす(運動)でよくなる場合も多いです。

群発性頭痛

男性に多い頭痛です

毎日のように明け方のほぼ決まった時間に起きる頭痛です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)との関連も考えられます。

片頭痛と同じように、発作前に飲むおくすり、痛みが起きたあとに飲む鎮痛剤、発作を起きにくくする予防薬を使います。

器質性疾患

原因がわかる頭痛です

脳の状態や病気の結果、起きる頭痛です。
例えば、くも膜下出血 (SAH)、脳出血、脳腫瘍、脳梗塞など命にかかわる危険な病気が隠れている可能性があります。

よくあるご質問

市販の頭痛薬を飲んでいるのですが、効果がありません。

頭痛のタイプによって効く成分が異なります。
また医師のみが処方できる頭痛薬・頭痛予防薬がありますので、市販の頭痛薬が聞かずに悩まれている方も、どうぞご相談ください。

頭痛がある状態で受診したほうがいいでしょうか?

頭痛外来では、詳しい問診を行います。
そのため、詳細な問診票に記入でき、しっかり会話ができる状態にご来院いただいたほうがよいです。
なお、耐え難いような激しい頭痛がある場合は、緊急性の高い頭痛の可能性があるので、速やかに救急病院を受診してください。

薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければいけないのでしょうか。

クリニックで処方するおくすりは、中毒性のあるものではありません。
予防のために毎日飲むおくすりもありますが、薬物乱用頭痛などにつながるものではないので、ご安心ください。
女性の片頭痛の場合、ホルモンバランスが影響していることが多く、閉経と共に薬が不要になるケースも多いです。

頭痛に関係するかもしれない病気の検査ができます

血管年齢測定(血圧脈波測定検査)

動脈硬化が進んでいると、頭痛の原因になることがあります。
手足の血圧を測定することで、血管の硬さやつまり具合を測り、動脈硬化の進行度を調べることができます。
所要時間は5~10分で、痛みもなく、当院ですぐに測定できます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

起きたときの頭痛が気になる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
起床時の頭痛は無呼吸により十分な睡眠が取れない=十分に脳を休ませられなかったことが原因になります。
自宅で簡易検査ができるポータブル機器があります。